ボリューム満点なのにもたれない!?まるよの「天ぷら中華」のヒミツ

こんにちは!
まるよ食堂の鈴木です。

ラーメンどんぶりいっぱいの大きな天ぷらがトレードマークの「天ぷら中華」。
見た目のインパクトから「もたれそう…」という印象を受ける方も多いのですが、実際に食べた方からは、「思ったよりもたれないかも」「重くなかった!」といった声も。

実は、この感想をいただけるよう、こだわりをもって改良していたので、とってもうれしく思っています!

本日は、ボリューム満点の天ぷらでも食べやすい、まるよの「天ぷら中華」のヒミツをご紹介します。

ポイントは「油」!

油にはたくさんの種類の油があり、その性質も異なります。また、温度や使用頻度によっても性質が変わります。どんな油を使うか、どんな状態のものを使うかで、食べたときの印象が大きく違ってくるのです。

そのような油の性質を踏まえ、まるよ食堂では次の3つのこだわりをもって油を使っています。

① 「天ぷら中華」の油は「こめ油」
②  フライヤーを使わず、新しい油に循環。できるだけ新鮮に。
③  久慈の砂鉄鍋を使って、油切れよく仕上げる。

ひとつひとつ詳しく紹介していきます。

① 「天ぷら中華」の油は「こめ油」

「こめ油」は、お米のぬかの部分から取り出す油です。オメガ9系の脂肪酸「オレイン酸」が42%前後、オメガ6系の脂肪酸「リノレン酸」が約37%と、構成する脂肪酸のバランスがよい油です。

こめ油を選定した理由はこちらの3つ。
・酸化しにくい
・油酔いしにくい
・揚げ物をするときに発生する泡立ちが少ない

※参考:三和油脂株式会社 公式ホームページ 「こめ油のはなし」

ちなみに、お店用だけでなく自宅で料理をするときもこめ油を使っています。強い香りがなく、油そのものに重さを感じず軽く仕上がるので、どんなお料理にも手軽に使えてとっても便利です。

②  フライヤーを使わず、新しい油に循環。できるだけ新鮮に。

フライヤーは温度を一定に保つことができたり、大量に揚げ物ができたりするメリットはありますが、一度にたくさんの油を使います。コスト的にもこまめな入れ替えが難しく、長期間使用することにもなりますし、油の温度を高く維持していると酸化のスピードも早まります。

油が酸化すると、不快な香りになってしまったり、もたれやすくなってしまったりすることも。まるよ食堂は小さな飲食店、ということもありますが、天ぷら鍋を使用して、少量ずつ油を使用。油をこまめに入れ替え、できるだけ新鮮な状態の油を使用するようにしています。

③  久慈の砂鉄鍋を使って、油切れよく仕上げる。

天ぷら鍋は、銅鍋や砲金鍋、砂鉄鍋など様々な種類があります。天ぷら中華の天ぷらは、伝説の「久慈の砂鉄鍋」を使っています。なぜ伝説なのかは、また改めて記事にしますね。

砂鉄鍋は、保温性が高いという特徴があります。天ぷら中華の天ぷらは大きいので、タネを入れると油の温度が一気に下がります。保温性の高い砂鉄鍋を使うことで、油の温度が下がることをカバーすることができます。

油の温度をできるだけ一定に保つことで、油切れよく仕上げることができるのです。

いかがでしたでしょうか。

一杯に実は油のこだわりが詰まったひと品「天ぷら中華」をぜひ一度お試しいただけたら嬉しいです。

★メニュー情報
天ぷら中華 950円(税込)
※天ぷらを後乗せ希望の場合は、注文時に「別皿で」とお申し付けください。